愛してる、愛してた、バイバイ。
『……何が』
「いつまでも甘ったれてんじゃねぇ‼」
カシャンと音を立てて落ちたのは、
來未がつけていたブレスレット。
『……んでこれ…』
「來未ちゃんからの手紙、私ももらった。
入ってた。一緒に」
『………』
「何だよ?
自分の罪の重さに気づきたく無い?
自分の決心が揺らぐ?
自分のプライドが傷つく?
いつまで自分の殻に閉じこもってんだよ‼」
由良は、男口調で捲し立てた。