愛してる、愛してた、バイバイ。
帰り
結局、帰りのHMになっても、來未は帰ってこなかった。
だから、一応昨日学習した俺は迎えに行った。
ガラッ
『…失礼します……』
「あら?優哉くん……だったかしら?」
少し顔を赤らめた女教師が、保健医なんだろう。
『…はい。來未ってまだ寝てますか』
基本喋らない俺は、素っ気なく目を逸らす。
その後とに少し肩を落とした女教師だったが、直ぐにベッドを指差した。
「……色々あったみたいだし、帰すのもなんだったんだけど、君が居たら大丈夫ね。」
女教師は、保健室にある制服を持って來未の居るであろうベッドのカーテンを開けて中に入って行った。