愛してる、愛してた、バイバイ。




來未は、少しデカい制服を着て、俺のブレザーを手に持って居た。


「んじゃ、頑張って歩いてね?」


「………」




『……んじゃ、すみませんでした。』


來未の腕を引っ張って一旦教室に戻る。





荷物持ってこなきゃなんねぇし。





來未は泣きそうな顔で無言だった。





……元気じゃねぇお前はなんだか、らしくねぇ……







そんな事思いながら、歩いて居ると誰も居なくなった教室に着いて、中に入る。







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