愛してる、愛してた、バイバイ。





來未の家までの帰り道を知らないから、校門で一回止まる。



すると、涙の止まっている來未も、俺を不思議そうに見ながら止まる。





『…お前ん家何処』



その言葉に、目を丸くする來未。



「……送ってってくれるの?」


『…嫌なら送らねぇ』


その言葉に、また目を丸くする來未だが、クスッと笑った。




「…クスッ、、素直じゃないなぁ!送ってやるよって言いなさいよ!」



『あ?てめぇがあんな状態になってるから、わざわざ…』




また、五月蠅い來未が帰って来た。




けども、













五月蝿い方が俺は好きだ。

















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