愛してる、愛してた、バイバイ。
で、
『女子の皆さんはどうする?』
「え?あぁ、私達は2人で帰りますから。」
そそくさと帰って行った女の子2人。
で、
『花音ちゃんと來未は?』
「私は、適当に帰ります。」
花音ちゃんは立ち上がって、鞄を持った。
『危ないと思うけど』
俺は無表情でそう言うと、花音ちゃんは困った顔して、
「…じゃぁ、送って行って貰えますか?」
と、言った……
チッ…めんどくせ………
俺は内心舌打ちしながら、ニコッと微笑んだ。
『いいよ。來未も送ってってやるから。支度しろ。』
そう言うと、來未は無言でバッグ持って立ち上がった。
……なんだよ、用意してたのかよ。
『んじゃ、行こうか…』
「はい!」
この時、花音ちゃんが、怪しく笑ったのに俺は気付かなかった。
それに気づいたのは…
花音を睨んで居た來未だけ……