voice-ヴォイス-



《キョウ:
知り合いですか。
そうですか。じゃあ手っ取り早いです

フォークロから脱退するように
言ってやってください。
あなたは不向きだと言ってやってください

正直、あの子のギターイライラするんだ
俺の方が上手いと思う
洵と並ぶほど上手いと思えないんだ

なぜ、僕が謝罪をしなくちゃいけないの?
理由を教えてほしいものです。
僕は納得しない限り謝りません》




「コイツ、洵のファンなのかな?」


「こんな皮肉野郎にファンって言われても嬉しくねぇな。コイツはギターについてなんも分かってない。」


洵は眉間にしわを寄せた。




《シズク:
私の口からはとても言えないです。
だって海、楽しそうなんですもん。
それにあなたの大好きなフォークロのみなさんも海の話から聞く限り、楽しそうにしてるように見えます

あなたのコメントに
メンバーのみなさん、相当怒っているようですよ

あなた、敵に回されてるのに
よく皮肉言い続けられますね?
すごい勇気。

謝る理由聞かなきゃわからない?
どれだけ甘やかされた育て方されたのかしら。
どう考えたってあなたがこのコメント欄に投稿してる言葉全部、謝るべき言葉ばかりですよね?

これでも分かってもらえないのかな?》




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