voice-ヴォイス-
《シズク:
謝ってあげてもいいって、
あなたの大好きな洵さんが聞いたら
どう思う言葉でしょうかね
あなた相当性格悪いですね
人として幻滅。》
雫もその言葉に反論した。
《キョウ:
じゃあ聞くけど、新メンバーになったっていう紹介くらいはあってもいいと思わない?
しれっと加入してやり過ごすって
どうなんだ?》
キョウもさすがに怒った様子を見せてきた。
ここまで袋叩きにされているのだから当たり前だ。
海はそのコメントを見て胸を掴まれたように息苦しくなった。
声が出ない、そのことが現実に突き付けられる。
「大丈夫」
洵が背中を軽く叩いてくれた。
それだけで落ち着く。