voice-ヴォイス-




楽しかったライブも終わりが近付いていた。


ラストに用意していた歌を弾き終わり、中締めをした。



これからアンコールとなる。


会場からアンコールの声が聞こえなかったら、と不安になったが、とても大きな声なアンコールが耳に入ってきた。



海は嬉しい気持ちを胸に抑え込んで準備をした。



アンコールの声を背にみんなで円陣を組む。


「さあ、これでラストだ。気合いいれていこう!」


尊の一言でみんな笑顔で「オーッ!」と叫んだ。



そしてみんなでファンの待つ会場に駆けていく。


< 166 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop