voice-ヴォイス-



けたたましいクラクションの音とタイヤのクラッシュする音が響いた。


何事かと音の方を見た―――、



どぉぉぉん!!!



反応と同じタイミングで破壊音が耳に入ってきた。


目を疑った。



反対車線から走ってきたであろう大型トラックが母の車の正面に突っ込んで煙を上げていた。


トラックのフロントガラスは割れ、前は潰れていた。


だが何とかドライバーはケガだけで済んで無事だろう。



だが親は――――。




< 3 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop