voice-ヴォイス-



さすがに2回も消されると来ないだろうと誰もが思った。



だがキョウは懲りずに書き込んでくる。



《キョウ:
おーい。なんで消すんですか?
僕はみなさんのこと思って書いてるのに。
まさか消してる管理人さんは海、本人?


それだったらマジうざい。
マジでお願いだから引込め!
大好きなメンバーに近付くな。》




これを読んでいるときの尊の眉間のしわは、しばらくは取れないような跡になっている。



このアンチのことをまだ知らない海は、


『たけるさんの眉間のしわどうしたんですか?』


と聞いてきた。



適当に返したが、海はわりと察しがいいところがあるため、絶対何か感じている気がする。

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