大切な君へ
序章
“君は私を愛してる?”
幼き日口にした。
“……知らない”
何時も決まって顔を伏せた少年。
“……愛は、……簡単に消えるんだ”
つむがれ行く
壊されて行く
貴方の手で。
幼き日口にした。
“……知らない”
何時も決まって顔を伏せた少年。
“……愛は、……簡単に消えるんだ”
つむがれ行く
壊されて行く
貴方の手で。