オトナの秘密基地
「そんなの、よくあることだよ~。
まともに最後まで食べられることの方が珍しいんだから」
涼しい顔で反論してきたので、今日こそ言ってやろうと思った。
「愛実。前から思ってたんだけど、やってもらって当たり前だと思わないでよね。
ルナの面倒見るのも、ミヅキの相手をするのも、私は全部ボランティアなんだよ」
そう言った途端、愛実の顔色が一気に変わった。
「はぁ? ボランティア?
ボランティアっていうのは、他人に対してタダで何かをしてあげることじゃないの?
おばとして、可愛い甥と姪の世話を手伝うのは、当たり前でしょ!」
また始まった、愛実の逆ギレ。
愛実は周りに甘えるのが上手で、やってもらって当たり前という精神が抜けないまま、大人になってしまったんだと思う。
ありがとうも言わず、私にルナの世話をさせておきながら、当たり前だと開きなおっているその無神経さに呆れた。
まともに最後まで食べられることの方が珍しいんだから」
涼しい顔で反論してきたので、今日こそ言ってやろうと思った。
「愛実。前から思ってたんだけど、やってもらって当たり前だと思わないでよね。
ルナの面倒見るのも、ミヅキの相手をするのも、私は全部ボランティアなんだよ」
そう言った途端、愛実の顔色が一気に変わった。
「はぁ? ボランティア?
ボランティアっていうのは、他人に対してタダで何かをしてあげることじゃないの?
おばとして、可愛い甥と姪の世話を手伝うのは、当たり前でしょ!」
また始まった、愛実の逆ギレ。
愛実は周りに甘えるのが上手で、やってもらって当たり前という精神が抜けないまま、大人になってしまったんだと思う。
ありがとうも言わず、私にルナの世話をさせておきながら、当たり前だと開きなおっているその無神経さに呆れた。