オトナの秘密基地
「ね~、ミヅキだって、カズミちゃんともっといっぱい遊びたいでしょ?」
「うん」
「ほ~ら、ボランティアにここまでなつくと思う?」
ダメだ。やっぱり解ってない。
言いたいことはいっぱいあった。
でも、今愛実に言い返すと、それをこの子達も聞いてしまうことになる。
意味はわからなくても、ママと私が言い争う様子を見せるのは、教育上よろしくない。
私が我慢すればいいんだ。
「もういいわ。ごちそうさま」
子ども達がいないところじゃないと、言ってはいけないと思った私は、静かに茶碗を下げて、自分の部屋に戻ることにした。
リビングではまだ、子ども達の騒ぐ声と、愛実の笑い声が響いている……。
「うん」
「ほ~ら、ボランティアにここまでなつくと思う?」
ダメだ。やっぱり解ってない。
言いたいことはいっぱいあった。
でも、今愛実に言い返すと、それをこの子達も聞いてしまうことになる。
意味はわからなくても、ママと私が言い争う様子を見せるのは、教育上よろしくない。
私が我慢すればいいんだ。
「もういいわ。ごちそうさま」
子ども達がいないところじゃないと、言ってはいけないと思った私は、静かに茶碗を下げて、自分の部屋に戻ることにした。
リビングではまだ、子ども達の騒ぐ声と、愛実の笑い声が響いている……。