オトナの秘密基地
和子さんは二人目の出産。
しかも、戦前の女性は痛くても叫ばず、ひたすら耐えたらしいじゃないの!
今の私のように取り乱さないはず。
これから来てくれる産婆さんは、カツヤの出産でもお世話になった方。
二人目なのにこんなに取り乱していたら、絶対におかしい。
だけど、痛くて苦しくて、どうしていいのかわからない!
早く産婆さんに来て欲しいと思う気持ちと、このままでは和子さんの人格が疑われてしまうという怯え。
茶の間で無邪気に遊んでいる子ども達が、私の唸り声を聞いて驚くかも知れない。
それだけは、嫌だ。
嫌なのに、体が言う事をきかない。
今までこの世界で、カツヤと赤子のピンチを何度か救ったつもりだけど、今回ばかりは私が一番ピンチ!
しかも、戦前の女性は痛くても叫ばず、ひたすら耐えたらしいじゃないの!
今の私のように取り乱さないはず。
これから来てくれる産婆さんは、カツヤの出産でもお世話になった方。
二人目なのにこんなに取り乱していたら、絶対におかしい。
だけど、痛くて苦しくて、どうしていいのかわからない!
早く産婆さんに来て欲しいと思う気持ちと、このままでは和子さんの人格が疑われてしまうという怯え。
茶の間で無邪気に遊んでいる子ども達が、私の唸り声を聞いて驚くかも知れない。
それだけは、嫌だ。
嫌なのに、体が言う事をきかない。
今までこの世界で、カツヤと赤子のピンチを何度か救ったつもりだけど、今回ばかりは私が一番ピンチ!