時計の針は狂いだす
呆れる私、
「・・・んで、どうしたん?」
「うん、今お母さん里帰りしてるの。晩ご飯はレンジの中にあるから、それ食べて」
ノンキに言い放つ母さん
「わかった。・・・いつ母さん帰ってくるの?」
一旦聞いておく
「明日の夕方・・・かなぁ?朝は近くのコンビニでも行って弁当買え(笑」
「・・・分かった。父さんは?」
「今日は夜勤だって。」
「わかった。それじゃあね」
「うん。ばいばい」
ガシャ・・・

「そっかぁ・・・今日父さんは夜勤日かぁ・・・」
私の父さんは医者でほとんど家にはいない
母さんは作家、イガイに母さんの本は売れていた

「母さんものんびりしてていいなぁ・・・」
ピンポーン
インターホンが鳴った
ガチャ・・

「ただいまー」
懐かしい声がする
玄関へ走る私
ダダダッ・・・・

「ハルキねぇちゃん!!」
そこには私の姉が立っていた

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