時計の針は狂いだす
真弓が言う
「先生、今日塾があるんで、うちらそろそろ帰っていいですか?」
「なッ・・・!!」
驚く私

本当は塾など無いのだ
少し考えている奈架道先生

「あぁ・・・いいよ、塾ならしょうがない。明日はちゃんと来いよ」
「ありがとうございました!!」
真弓が頭を下げる

「あっ・・・ありがとうございました!!!」
つい私も頭を下げた

「うん、おつかれさま~」
そう言いながら体育館を出て行く奈架道先生



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