時計の針は狂いだす
帰り道

「何であんな嘘つくのさぁ~」
少し困りながら言う私

「だってあんなウワサがあるし私、杏子を守りたいんだ!」
力強く説明してくれる真弓

「・・・ありがと・・・」
少しだけ笑う私

家に帰った私はそのまま台所に行った。
コップに水を注ぐ
コポポポッ・・・
水を飲み、自分の部屋へ戻るとき電話が鳴る
♪~
「かあさーん、電話ぁー!」
2階に向かって声をかける
返事は無い・・・
(寝てるのかな・・・?)
首をかしげる私
渋々電話にでる
♪~
ガチャ・・・
「はい・・・」
「あっ!杏子ッ!?お母さんだけど」
電話の相手はお母さんだった
「どうしたん母さん・・・」
「今ね外にいるんだけど・・・」
(うん、分かってる・・・外からしか電話こないでしょ・・・馬鹿だ・・・)




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