漆黒のタクティック 【1巻】
なぜだろう?
こんなに誰か人を失う事が、自分にとって大きな体の変化に見舞われるなんて……。
僕は、もう、迷わない。
校長先生がどうしてこんな目に合わなければならなかったのか。
校長先生は、僕を入学させてくれた。
校長先生がいなかったら、僕は入学していないし。
こうして良い人たちにも出会う事は無かった。
「月の明りがすごく冷たい感じがする」
僕は、いつの間にか目を閉じて眠っていた。