漆黒のタクティック  【1巻】


すると、校舎から《キンコーン・カンコーン・・・》とチャイムが鳴り響く。
「あ、もう6時限目の時間だ。結局、6時限目の授業には出席しなくちゃいけなくなったから、行かなくちゃ!じゃあ、放課後に」
そう言って、急いでアヤメは教室に向かう。
僕は、そう。上級生の先生が決定した、あのバトルロワイヤル方針の事。
絶対、校長先生は、そんなこと望まない。
校長・・・校長・・・。
そう言えば、今、どんな人が校長をしているのだろう?




「どうだったね?ボレギ先生」
校長が座っていた場所の椅子を全く違うデザインの椅子に座っている人が話す。


< 144 / 226 >

この作品をシェア

pagetop