漆黒のタクティック  【1巻】


「あ、はい。・・・あの」
「あ、まだ、自己紹介がまだだったわね。私はこの診療所の管理をしている、メニアよ。以後、よろしくね」
「あ、はあ」
なんかリズやアヤメとはまた違った、明るい感じの先生だ。
僕は、苦手だな。こういう人って。
「心配したのよ。レムの魔方陣の光が現れたと思ったら、あなたたちがくるんだもの」
「レム先生とお知合いなんですか?」
「ああ、レムと、あとヒューバードと同じ同期で、同じこの学校の卒業生なの」
「え?同じ卒業生・・・ですか」
「そう。まあ、私は治療術師(レイズッシャー)に、レムは武道術師(アドレッジャー)に、ヒューバードは確か・・・」


< 146 / 226 >

この作品をシェア

pagetop