漆黒のタクティック  【1巻】


「リュウもそう思うでしょ?絶対何か企んでるよ」
僕が言うと、アヤメが言った。するとウリッドが、
「アヤメの考えすぎじゃないか?」
と言う。
すると、2人の黒いフードをかぶった教師が壇上を運んできて、中央に置く。
『あれ?あの黒いフードの姿って、どこかで見たような?』
僕は心の中でつぶやいた。
すると、朱色と黒色を混ぜた色の制服を着た老人より若い感じの人がその壇上の上に立ち、
「私が新たに就任した新校長、ホレイゾン・レドワイルだ。これから君たちには今までのような甘温い教育方針は1週間前に廃止した」


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