漆黒のタクティック  【1巻】


僕は、いたってもいられなくなり、ホライゾン校長先生に聞いてみることにした。
「ホライゾン校長。あなたに聞きたい事があります」
「なんだね?今、遊戯(ゲーム)中だぞ!」
ボレギ先生が言ったけど、ホライゾン校長は右手をボレギ先生の前に出し、前に出るのを止め
「かまわないよ。・・・・・・何だね?」
と、ホライゾン校長は言った。僕は、ゴクリとつばを飲み込み、勇気を振り絞って
「ホライゾン校長は、今の遊戯(ゲーム)をみて何も思わないのですか?」
「思うとは、何をだ?」
「え?何をって・・・多くの命が犠牲になったんですよ!そんなものを見ても先生は何も思わないんですか?」


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