漆黒のタクティック 【1巻】
ジンは屋上の床で大の字であおむけになって空を見上げていた。
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「リュウ。お前のことも助けてやりたいけど、今のままじゃ・・・」
「ジン。まずは、自分のことを優先に考えてよ」
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「リュウ・・・・・・」と、ジンは心の中でつぶやいた。
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「お前、何言ってるんだよ!」・「二度と、そんなこと言うんじゃねぇよ!」
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「なんで、リュウに向かってあんなこと言っちまったんだろう・・・・・・俺って、、バカだよな・・・・・・」
ジンは小さな声に出して言った。