漆黒のタクティック  【1巻】


「あら?ジン君じゃない?どうしたの。あんなことがあって緊張抜けた?」
と、レム先生が屋上にやってきた。
「あ、レム先生」
「あ、いいの。私の事は気にしないで」
「なあ、レム先生」
「何?ジン君がおとなしい感じに言うなんて珍しい!」
と、レム先生がおかしそうに言った。
「わ、悪いか?俺が、何か考え事をすることが?」
ジンはほっぺを少し赤くさせながら。
「ううん。意外だなって思っただけ。ジン君って結構前に突っ走っちゃう事とかあるし。考え事とかしそうな雰囲気でもなさそうだったから」


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