漆黒のタクティック  【1巻】


でも、僕は、その事について、皆に話していた。
「ーーーーって訳なんだ」
と、僕は言った。小学校や中学校とか、まともに受けなかった話とか、信用できるお母さんの友達の家庭教師に頼んだことも。
「じゃあ、リュウはその家庭教師から、いろんな事学んでたんだ」
と、リズは言った。
「なるほど、だから漢字とか読めるんだね」
「ウリッド!その言い方、バカにしてる」
と、アヤメが言った。
「あ、リュウ。ゴメン」
「あ、全然気にしないでいいよ。学校に言っていないって言ったら、誰だって、そう思うから」
と、僕はウリッドに言った。


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