漆黒のタクティック  【1巻】


「ううん。こうして皆と話していると、楽しく感じるんだ。たぶん、これが“友達”っていう力なんだろうね」
僕は、右手を自分の心臓にある部分に合わせて言った。
「私は、リュウと一緒で良いと思う、ってか一緒じゃなきゃダメ!」
アヤメが椅子から立ちあがって僕に向かって言った。
「?、?。」
僕は驚く。
「どうしたの急に?」
リズも一緒に驚く。
「私さ、リュウに学校をやめようって話ししたことあったよね」
「あ、うん。あったね。そんな話」
僕は苦笑いで答えた。


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