漆黒のタクティック 【1巻】
「!ちょっと2人してそんなこと話しをしてたの」
リズは驚く。
そうだよね。アヤメとしかそんな話してなかったから。
「でも、残る気になったんだよね?」
ウリッドは言った。
「うん。やっぱりホームンさんが僕のことを信じてくれたから、僕も信じ返したいって思ったんだ。やっぱり逃げてきた分、自分も逃げないでやってみようと思う」
「うん。その気持ち、大事だと思う!」
リズは笑顔で言ってくれた。
なんか、その笑顔が励みになった。
「・・・・・・ってか、ジン。さっきから黙ってどうしたの?話しふった本人が」
アヤメは鋭いところを突く。