漆黒のタクティック 【1巻】
ウリッドが避けたところで、別なウルフが足をかみつき、足のウルフにウリッドが攻撃を当てようとするとウルフはその場から引き、ウリッドは自分でダメージを喰らってしまう。
「・・・・っく!」
「あははは、間抜けじゃん!自分でくらってやがる!!」
ユージンは高笑いでウリッドをバカにする。
ウリッドは心の中で
『ヤバい、ユージンが俺を追い詰めているなんて。あんなまともに魔物を倒せなかったユージンが、一体どうして?』
そう思っていると、ユージンは5体のウルフをユージンの目の前に横一列に並べさせ、
「一斉にウリッドを噛み殺せ!」
ウルフはウリッドに向かって突進していくる。
人間が走るよりも、素早い動きで。