漆黒のタクティック  【1巻】


「だから。僕は、皆と一緒に上手くやっていけるのか不安だし、この先の学校生活も不安で仕方が無いんだ」
「……リュウ」
「生意気だよね……今まで学校なんか行かなかった僕が、今頃になって行きたいって思うのも」
「ううん。そういう事って大事だと思う!」
「そうかな?……僕、このまま病院に居たいって思うんだ」
「リュウ君はこのままでいいのかな?」
僕の病室から扉を開けたのは、校長先生だった。
僕とリズは校長先生が来た事に驚く。
「私は、どうしても君が学校に来てほしいのだよ」
「どうして、校長先生は僕を入学させたのですか?」
僕は、校長先生に思い切って質問をしてみた。


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