漆黒のタクティック  【1巻】



すると、僕の後ろから方に手を載せて
「リュウ、大丈夫だったか?」
「俺たち、心配してたんだ!」
後ろから声をかけてきたのは同じクラスメイトのようだ。
「あ、自己紹介まだだったな!俺はジン。で、俺の横にいるコイツが…」
「俺はウリッド。よろしく!」
「はあ……」
僕は、ちゃんとした返事が出来なかったけど。
でも、小学校のころのような悪い人では無さそうなのは確か。
まあ、見た目はね。肝心なのは中身。僕は外見が優しそうな人でも、大人になっていくにつれて、悪い人になっていく姿を見てきた。
だけど、僕は本当の“友達”・“仲間”という人達を作りたい。


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