Thanks for XX【六花の翼・番外編】
ボクがまりあたんに抱きつくと、
二人はさらに殺気をこめて、武器をかまえた。
その時。
「……何の騒ぎだ」
とぅたんが、ドアから顔をのぞかせた。
えっ?と二人が声をそろえる。
「……!!」
とぅたんは、こちらを見て……
誰より怖い、鬼のような顔をした。
「お前っ、何をしてる!!
早く使い魔を元に戻せっ!!」
突然怒鳴られたまりあたんは、ひぃぃとボクに抱きついた。
それを見て、また二人から悲鳴があがる。
「なにしてんのよまりあ!!」
「姉ちゃん、すげームカツクから、早く離れてっ!!」
「うわぁん、アキちゃん助けてー!!」