Thanks for XX【六花の翼・番外編】
「何でお前も、使い魔にこんな格好をさせたんだ」
呆れ顔のとぅたんの質問に、他の三人の顔が青くなった。
「ちっ、違……っ、これは、あたしじゃなくて……」
「まさか、姉ちゃん、使い魔を瑛さんの代わりにして、
夜の相手をさせようと……?」
「まりあ……そのプレイはあたしがいくら親友でも、ひくわよ……」
「太一に清良ーっ!!なんてこと言うの!!
これは野いちごにも公開してるんだよ!?
バカバカバカ、信じられないっ!!」
まりあたんは「うわーん!!」と、床に突っ伏して泣き出してしまった。
「……最後の台詞の意味はわからんが、
とにかくお前がやったんじゃないんだな?」
大きなため息をついたとぅたんが、まりあたんに手をさしのべた。
さすがとぅたんだ。
そういうところはすごい。
「はい、信じてください!!
断じて、あたしは断じて……っ!!」
「もういい、わかったから。
他の奴らも悪乗りしすぎだ」