Thanks for XX【六花の翼・番外編】
そんなこんなで案内されたのは、
やけに高そうなマンションの一室だった。
聞けばここは、まりあと瑛の新居らしい。
「おーっ!!オーリィ!!ひっさしぶりー!!」
「マジでオーランドさんだ!!
早く早く、こっちで飲もう!」
玄関に走って出てきたのは、
すっかりお母ちゃんになってしまった清良と、
お父ちゃんにしてはまだ頼りなさげな太一だった。
「おーおー、聞いたで。
二人目産まれたんやってな、おめでとう。
結婚式は行けんで悪かったな」
「ホントよー。
どこでテロしてたのよー」
二人のお母ちゃんになった清良は、全体的にふっくらしていた。
子供は両親に預けてあるらしい。
ええんかな、そんなんで。
でもそんなん言ったら斬られるかもしれんから、やめとこ。