Thanks for XX【六花の翼・番外編】
「そっかぁ、嬉しいな。
男の子だったらいいなって、思ってたの。
ありがとう、オーリィ」
まりあはそう言って、優しく微笑んだ。
その笑顔はホンマに幸せそうで。
僕は不覚にも、
他人のお嫁さんにキスをしたい衝動にかられてしまった。
毒針投げられるから、それはせんけどもな。
そんなこんなで、気づけば深夜。
女性二人はしっかり寝室のベッドで、
男三人は客間に布団を敷いて寝ることになった。