Thanks for XX【六花の翼・番外編】
いつものように、仕事が終わった後……
ロッカーでスマホを見て、ため息をついた。
すでに着替えた同僚が、苦笑して声をかけてくる。
「清ちゃん、暗いし~。
何?また年下彼氏君、帰ってこれないの~?」
あたしはスマホをバッグに投げ入れ、
笑顔で同僚の方に振り返った。
「飲みに行こう!」
その一声に、他の同僚たちも反応する。
「じゃあ、皆で行かない?
駅前のビアガーデンがオープンしたみたいだから」
「いいね、行こう行こう!」
「清ちゃんが行くなら、皆行くよね~」