Thanks for XX【六花の翼・番外編】
それから、1ヵ月後……
「お待たせ。ごめんね」
俺と清良さんは、本当によく遊ぶようになっていた。
遊ぶつっても何もないとこだから、
大型スーパーまで自転車で行って、
ブラブラすることがほとんど。
たまに、電車に乗ってちょっと都会に出たりするけど。
最初は姉ちゃんも一緒に、
3人でわいわい楽しくやってたんだけど。
いつの間にか、二人で遊ぶ事が多くなった。
それは……
俺が、いつの間にか、
年上の女友達と、
二人でいたいと思うようになっていたから。
「待ってないよ」
だってさ、清良さん……
刀振り回してなかったら、可愛いんだもん。
なんで今まで見てなかったのかな?
「今日は、どうしよう?
スーパー行く?」
「ごめんね、ノープランで」
「ううん、あたしも忙しかったからさ」