わたしの心をあなたにあげる



「優衣?」




祐希が心配そうに見てる。


そんな、そんな目で見ないで!





期待してしまう…………





「………大丈夫だよ!ちょっと寝不足なんだ」



そう…





ただの寝不足───…なんだから。





「そうか?あんまり無理すんなよ」





ポンポンと私の頭を撫でてそう言い自分の席に帰った。






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