杏子の墓(ラジオドラマ)
夢
救急車のサイレンの音。
走る救急車内の音。
(隊員の声)「背骨が痛いといって倒れたそうです。どうぞ」
(無線の声)「意識はありますか?どうぞ」
(杏子)「(苦しそうに)はあ、はあ、」
(父と母)「・・・・きょうこ」
サイレンの音遠ざかり消えていく。
診察室の音。
(医師)「ふむ」
椅子の回転音。
(医師)「急性貧血ですぐ退院できますよ。看病疲れかな?」
(母)「ごめんね杏子。私のために」
(杏子)「いいのよお母さん。すぐ良くなるから。
私のほうこそ、ごめんなさい」
椅子の回転音。
(医師)「あ、念のため検査で3日間入院していただきます。
そのあとすぐ退院、間違いありません。じゃ、お大事に」
(若林のN)「杏子は予定どうり3日で退院した。
この間杏子は次のような夢を見ている。
走る救急車内の音。
(隊員の声)「背骨が痛いといって倒れたそうです。どうぞ」
(無線の声)「意識はありますか?どうぞ」
(杏子)「(苦しそうに)はあ、はあ、」
(父と母)「・・・・きょうこ」
サイレンの音遠ざかり消えていく。
診察室の音。
(医師)「ふむ」
椅子の回転音。
(医師)「急性貧血ですぐ退院できますよ。看病疲れかな?」
(母)「ごめんね杏子。私のために」
(杏子)「いいのよお母さん。すぐ良くなるから。
私のほうこそ、ごめんなさい」
椅子の回転音。
(医師)「あ、念のため検査で3日間入院していただきます。
そのあとすぐ退院、間違いありません。じゃ、お大事に」
(若林のN)「杏子は予定どうり3日で退院した。
この間杏子は次のような夢を見ている。