杏子の墓(ラジオドラマ)
入院
心臓の鼓動が単調に続く。
小さな衝撃音。
(杏子)「うっ」
再び心臓の鼓動が続く。
小さな衝撃音。
(杏子)「うっ」
寝返りをうつ音。
心臓の鼓動が高まる。
大きな衝撃音。
(杏子)「キャッ。助けて!」
駆け足音近づく。
(婦長)「柴山さん!大丈夫?」
(杏子)「大丈夫じゃありません。助けてください。
背中にズキンと来るんです。とても怖いんです」
(婦長)「よしよし分かった。今先生が来るからね。
我慢するのよ柴山さん。背中さすってあげるから、ほら。
我慢するのよ」
(杏子)「う・・・ううう(泣く)」
小さな衝撃音。
(杏子)「うっ」
再び心臓の鼓動が続く。
小さな衝撃音。
(杏子)「うっ」
寝返りをうつ音。
心臓の鼓動が高まる。
大きな衝撃音。
(杏子)「キャッ。助けて!」
駆け足音近づく。
(婦長)「柴山さん!大丈夫?」
(杏子)「大丈夫じゃありません。助けてください。
背中にズキンと来るんです。とても怖いんです」
(婦長)「よしよし分かった。今先生が来るからね。
我慢するのよ柴山さん。背中さすってあげるから、ほら。
我慢するのよ」
(杏子)「う・・・ううう(泣く)」