兄妹芸人(仮)
「ふぅ、重かった。」
ポンコツが息を切らして持ってきた大量の紙の束。
いや普通に一枚で良かったのではないだろうか。
「あ、そっか!焦って全部持ってきちゃった!テヘペロっ」
もうこのあわてんぼうさんめ☆殺
なんでこんな些細なことで殺意を覚えなきゃいけないんだ。
テヘペロ効果か。
「由紀子、テヘペロは殺意を生み出す呪文かなんかか。」
「え、なんか言った?」
なんでお前は鼻を押さえているんだ。
なんでお前はティッシュを求めているんだ。
なんでお前は指の間から赤い体液を流しているんだ。
「甚平、はだけてます、お兄さん…バタっ」
倒れた由紀子の横には血文字で\(^o^)/と書かれていた。
なんだ、ここにもポンコツが。
…もう勝手にすればいいと思う。