兄妹芸人(仮)
「じゃ、じゃあさ!明里の趣味は?!」
「ネタ作り」
「特技は?」
「ツッコミ」
「好きなことは?」
「お笑い」
「…明里!お兄ちゃんはそんな明里が大好きだー!!」
「ウザい離れろ抱きつくな。」
「やだ!明里好きー!」
「あたしはキライだ。」
「俺さ、思うんだ。明里の毒舌には、俺への愛がある!!」
「早く気のせいだと気づけ。」
「愛されてるよなー俺。」
「妄想に囚われるな現実と向き合えポンコツ。」
「明里は可愛いなぁー!」
「ついに言葉が通じなくなったか。
ではポンコツが使い物にならなくなったところで、みなさんには今日の衣装について説明するとしましょうか。
こいつのは…いいか別に。じゃあまずあたしの格好なんですが、…見てわかりますかね?びっくりなことにホストなんですよこれ。あ、でもこれは決してラーメンつけ麺…」
「ぼくタンメン!」
「よしお前はこれからタンメンとして一言も発するなよ。
このホスト衣装はみなさんご存知の某白スーツとは全く無関係なので、そこんとこよろしくお願いしますね。
じゃあなんだその格好と鼻で笑った奴はとりあえず後で1年3組にお越しください。最高のおもてなしをお約束します。
幸運にもチラシをお持ちの方でわたしたちのスタンプを押してもらった方はさらにトクベツな待遇がなされますので、絶対1年3組へきて下さいね?
他にも、あたしに会いたいなんてモノ好きな方がいらっしゃいましたら、あたしは逃げも隠れもしないので、あたしのクラスにいらしてください。
心よりお待ちしております。」
常時鍛えたホストスマイルで、必死な客寄せ。
もう残り時間はアンケートの票稼ぎの時間だ。