銀蘭


 「連れてきたぞ~」


 「もう…何なんですか…」


 「単刀直入に言う…おまえなにもんだ?」


 5人の鋭い視線が突き刺さる…


 どうしよう…よし!知らないふりしよう!!


 「どういう意味?」


 「お前のこと調べたら…名前とかぐらいしか出てこなかった…」


 「調べたって…てか…人に何か聞いといてあんたたち自己紹介は?」


 「あっしてなかったっけ…」


 「俺たちの事って知ってる?」


 「全国№2黒龍」


 「そこまでは知ってるんだ…俺たちはその族の幹部」


 「仙崎 千歳(senzaki titose)幹部」


 腹黒い笑みを浮かべたやつ…わたしを連れてきた一人


 「俺は堆麻 剛(tuima gou)幹部だ」


 私を連れていきたもう一人 結構さっきからうるさい…


 「俺は…黒森 魁(kuromori kai)…」


 「俺は副総長街羽 遼(matiba ryou)」


こいつか…ハッカーは…


 「で…このひとが俺たちの総長二条 仁(nizyou zin)」

 
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