がーるずすくーる

村田はその時、職員室に呼ばれ、担任と生活指導担当教師から散々説教されたが全く聞く耳を持ってなかった。
｢お前は人の迷惑を考えた事がないのか！｣
担任は震える声で言ったが村田は｢しるかよ！そんなもん｣とふてくされている。村田は開き直って｢別に退学なっても良いし｣と言い放った。

職員会議でも村田の事が当然問題になり、どうするべきかが議論になった。
村田を特別扱いはできないがあれほどの学力の生徒を退学にする訳にはいかないというジレンマに悩まされていた。