空蝉の光 -桜花乱舞-


私はその場に膝をついた。



嫌な予感はこれだったんだ…。



「恭介が言ってた言葉の意味はこれだったんだ…」



ようやく、恭介が言っていた言葉の意味が分かった。



幸せは彼との逢瀬、破滅は彼との別れ。



「会えないなんて、やだよ…」



私は髪についている髪飾りを外した。




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