幸せの浮かぶ夕空
「好き……?? みたいで」
長い沈黙―――
駄目に決まってるよな。
一回断ってんだもんな。
「……ホント…??」
「え?!… うん」
「知ってる?? ここの花火って
最後ラストの花火は
願いが叶うって
言われてんの!!」
「んーん,知らなかった」
「私ね…振り向いて欲しいって
亮に好きになって欲しいって…
願ったんだ……」
早那はまだ――
おれを好きでいてくれた。
「私でよければ……
付き合って下さい♪」
「早那がいい…」