幸せの浮かぶ夕空
「なんか,起きたら
9時過ぎで親もなぜか
いなかったし
いまからガッコ行くのもな…
てここ歩いてたら
あんな奴に目つけられてた」


茶色い髪……白い肌……


きっと普通の子なんだろうなあ。


でも汚れたおれには…キレイに見える。


あの男らもそうだったのかな??


「で,亮輔くんは??」


「は?? おれ??」


一瞬ドキッとした。


なんでだあ??


「だって,いつも
ガッコ来ないじゃん??
来るのはテストの
前後くらいだし……
それなのに点数イイんだもん,
ムカツク,なんてね」
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