冷たい旦那様
私達の日常


朝の6時半。朝食を準備しながら、チラチラと寝室のドアを見る。


そろそろかな?まだ寝てるかな?起こそうかな?


綺麗に焼けた目玉焼きをお皿に盛って、テーブルへと運び終わった時。



「…あっ。おはよう悠人♪」


「んー……」



目を擦りながら、眠そうにまたアクビをする、私の旦那様の悠人。昨日も夜遅くに帰って来たみたいだし……疲れてるよね。


キッチンに戻り、悠人の好きなコーヒーを淹れる。


悠人は意外と甘党だから、ミルクとお砂糖いっぱい入れてっと…。



「はいどうぞ」


「…ん。どーも」



こんがり焼けたトーストとコーヒーを、目玉焼きの横に置いて向かいに座った。


手の平を合わせて声を弾ませる。



「いただきまーすっ」


「…いただきます」




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