イチゴミルク


「最近、王子科のやつらこなくなったね~」

「本当、諦めたのかしら。」


「王子科の人たち、そんなに悪い人だと思わないんだけどなぁ?」


「「ばかいってんじゃないわよ!」」


私がいったことばにたいし、芽々と愛が声をそろえて怒鳴った。

「男は、オオカミよ?!」

「下心があるから優しいの!カワイイからよってくるんだから。」



こ・・・怖い!


「「わかった?」」

「う・・・うん。そだよね。」


下心??


なんのことかな・・・


二人とも、なにか勘違いしてるよ。


あたし、かわいくないんだから。


それよりも、二人のほうが危険なんじゃないかなぁ・・・。



あたしからみても、すっごくキレイなのに。



「じゃぁ、ちゃんと戸締まりするんだよ。」

「何かあったら、すぐ電話しなさいよ。」

「「夜中に出歩いちゃだめよ。」」


ぷっ・・・二人とも、お母さんみたい。



「うん!ありがとうね!バイバイ!」

「「バイバイ」」



私は、家にはいった。
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