となりのベッド
それから毎日毎日、私は丞くんを見た。



目がいってしまうの方が正しいかもしれない。



その綺麗な目がいつ開くのか、まるで子供が初めて花の種を蒔いた時のようにドキドキしていた。



今日も開かなかった。


明日こそ。



皮肉にも、私の病状は日に日に良くなっていくのであった。


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