一緒に、歩こう




それから補習の日になって、

読み上げた生徒が全員出席。

あたしは真面目に授業を

進めた。

日が過ぎるのは早くて、

もうテストの日。




「始め」




あたしはテスト監督として、

教卓のイスに座った。

ちらっと矢野くんの方を

見ていると、いつもと違う

真剣な表情。

あくび1つしない。

全員が終わってる中、

彼は1人見直しをしている。





「はい、やめ」





終了の時間になり、

あたしは後ろから

集められたテストを

まとめる。





「明日テストを返します。お疲れ様でした」




あたしはテストを持って、

職員室に戻る。

今日の仕事はこれだけ。




「帰ろっと」



あたしはテストを持って

家に帰ることにした。



< 119 / 497 >

この作品をシェア

pagetop